殺菌に使われている塩素は、水との反応で”次亜塩素酸”というフリーラジカルに変わります。この”次亜塩素酸”は、活性酸素の親戚ともいえる物質なので、強力な酸化力を持ち、生体の脂質やタンパク質を酸化させてしまいます。そのため塩素処理は、細菌類を溶かして、殺菌に大きな効果を発揮するのです。しかし、化学汚染物質や農薬などの除去まではできず、逆にトリハロメタンなどの有害物質をつくり出してしまう恐れもあるのです。
”トリハロメタン”は、水源となる湖や沼に生活排水が多量に流れ込んだ結果、富栄養化して生じるフミンという物質が、水の浄化処理の際に塩素と反応して発生することがわかっています。このトリハロメタンは強い発ガン性を指摘されています。この他、一部の地域の水道水には、四塩化炭素、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレンなど多種類の発ガン物質も検出されており、それらが肝障害を引き起こす可能性も明らかになっています。
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